読書感想の記事 (1/6)

『ヘラクレスの墓を探せ!』(上下)読了 遺跡クラッシャーコンビが再び活躍!

ヘラクレスの墓を探せ! (上) (SB文庫)

『ヘラクレスの墓を探せ!』 英語原題: The Tomb of Hercules

世界各地の文化遺産保護のため、国連に新たに設置された国際遺産保存局(IHA)は、
水中探査船で遺跡の引き上げ作業を行っていた。そこへ謎の集団が現れ、作業員を
抹殺、機密ファイルを奪うと探査船を沈めて消えた…。一方、IHAの役員を務める考古
学者のニーナ・ワイルドは、プラトンの幻の著書『ヘルモクラテス』に、ヘラクレスの墓へ
の言及を発見し、墓は実在すると確信する。『ヘルモクラテス』原典に何千年ものあいだ
隠されてきた暗号は解読できるのか?彼らに迫る、謎の組織の正体は?(Amazonより引用)




アンディ・マクダーモット原作の冒険小説『アトランティス殲滅計画を阻め!』に続く
シリーズ第2作目『ヘラクレスの墓を探せ!』をKindle版で読了しました。
海外ではすでに13作出版されているのだけど、
邦訳版は2作目で止まっています。

2作目もアクション満載で、とにかくニーナとチェイスが使う乗り物は、ことごとく破壊される。
特にチェイスが使う乗り物はメチャクチャ壊れる確率が高い!
その乗り物を使った逃走劇では実現可能か、不可能かは抜きにして、
乗り物の特性を生かしたアクションが展開し、映画を観ているかのような興奮がありました。

1章ごとに、高い割合で人がバンバン死んでいくのも相変わらずであり、
敵キャラがひどい死にざまになるのも同様。
首がちょん切れたり、レーザー光線に当たって絶命したりと、むごい。

そして、歴史的に貴重な遺跡もド派手に崩壊しており、
『名探偵コナン』並みに主人公ら2人が疫病神に見えることも・・・。


前半はどちらかというと探検要素が影を潜め、チェイスと過去にいろいろとあった女性に
関わる話が前面に出ている感じで、さらに核兵器を巡る大規模な陰謀も絡んで、
ストーリーの規模の拡大に拍車がかかる。

また、前作の最後で、めでたく付き合うことになったニーナとチェイスだけど、
周りの環境が変わったことにより互いの関係がギクシャクしてしまい、
危機的状況を通じて、果たして2人の仲が戻るのか、戻らないのかというのも
本作の見どころになっています。


後半部分も前半同様にアクションが多く、
チェイスの協力者が「物を壊さないでね」と念押しするなど、
ユーモアもきっちり盛り込んであって楽しく読めました。

碑文を解読しながら遺跡に仕掛けられたトラップをひとつずつ解除していく場面は、
映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を彷彿とさせました。
間違えて足で踏むと、トラップが作動してピンチになる例のアレ。








スポンサーリンク



    

『アトランティス殲滅計画を阻め!』 遺跡探索と爆発がセットになっている冒険小説

アトランティス殲滅計画を阻め! (上) (ソフトバンク文庫)


考古学者のワイルド夫妻は、ナチスの秘密文書を根拠に、ヒマラヤ山脈へと向かう。
しかし、アトランティスの謎の解明を目前にして、謎の組織「ブラザーフッド」に射殺される。
―10年後、両親のあとを継ぎ考古学者となった娘のニーナ・ワイルドは、アトランティスに
関する自説を証明するための調査資金を得ようと、大学の審査会におもむくが、その晩、
何者かに命を狙われ―。(Amazonより引用)




電子書籍リーダーを買ってからというものの、
一段と読書のペースが早くなってきました。
紙の書籍と違って、何より置き場所に困らないのが良い。

そういうことなので、今回の本も電子書籍版で読了しました。
アクションに次ぐアクションが続き、その合間に、
伝説のアトランティス大陸につながる謎解きが挟まれる映画のようなノリの冒険小説。
内容としてはアクション7割、謎解き3割といったところです。
遺跡探検の定番であるトラップの解除が入っています。


ヒロインのニーナ・ワイルドのボディガードを務めるチェイスや戦友のベルギー人カスティーユなどの
個性的な登場人物たちが、頻繁にジョークを言い合っていて親しみやすかった。
冒険の行く先々で登場するチェイスの協力者が、妊娠中の女性というのは意外性を狙っている?

チェイスが愛用しているのがウィルディマグナムというゴツイ拳銃で、
小説で登場しているのは稀な方なんじゃないかと。
映画では『スーパー・マグナム』で、チャールズ・ブロンソンが使っていた。




下巻も陸海空を舞台に、アクションが満載!ひとつのアクションシークエンスにおいて、
ラーメンとチャーハンのセットのごとく、

必ずと言って良いほど、爆発が起きています。
そのせいか、人がバンバン死ぬ。

敵側もそうだけど、主人公側も人的被害が大きく、後半になるにつれて、
チェイスのケガが増えていくけども、なかなかタフだった。
最後までハリウッドのアクション映画みたいな雰囲気だったけど、楽しく読めました。

アトランティスを発見するだけじゃなしに、
そこから波及していく世界的な規模の話に変わっていくのが良かった。







スポンサーリンク



    

『失われた深海都市に迫れ』(上下)読了

失われた深海都市に迫れ〈上〉 (新潮文庫)

『失われた深海都市に迫れ』 クライブ・カッスラー 、ポール・ケンプレコス著


スコットランドの孤島で撮影していたテレビ番組出演者とクルーがいっせいに消えた。そして、
古代都市があったとされる海域で発見された謎の酵素をフランスで研究していた生化学者に
続く不審な死。NUMAのオースチンは大量の水がトンネルに流入し、絶体絶命の窮地に陥った
アルプスの観測所救助のため現地に入った。奇跡的にラベル教授らの救助に成功するが……。
シリーズ第5弾。(Amazonより引用)




シリーズ第5弾。作者カッスラーの大好きな要素である
アンティークな乗り物によるアクションシーンで幕開け。
大量の水が流れ込んだトンネル内の人命救助は、さすがに毎回ピンチを乗り越えてきたのもあって、
若干追い込みが弱い感じがしましたが、オースチンが昔の武器を使って、
敵と立ち向かう場面は意外とハラハラしました。

本作はカッスラー作品でお馴染みの「家族ぐるみで陰謀を企む」という設定で、
武器商人の一族のトップの母親と息子のキャラが立っていました。


不老不死の製法とそれにまつわる人体実験、
大西洋で爆発的に広がる藻の脅威という展開が絡まる下巻。
フォシャール家に捕らわれた考古学者スカイを救うため、
オースチンとザバーラが例によって敵の本拠地へ殴り込み!

不老不死という、ある意味トンデモな要素があるけど、そんなに引っ掛からず読み進められた。
もしジェームズ・ロリンズが作者だったら、最新の研究情報を総動員して、
不老不死に関する科学的な蘊蓄を詳しく書いていそう。
あるキャラが強烈な最期を迎える場面は「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」を思い出しました。







スポンサーリンク



    

『暗黒結晶 ディープ・ファゾム』(上下)読了 とにかく勢いで進む海洋冒険もの

暗黒結晶 ディープ・ファゾム(上) (扶桑社BOOKSミステリー)

『暗黒結晶 ディープ・ファゾム』 原題:Deep Fathom

新世紀最初の日食。世界中の人々が黒い太陽から放たれるフレアに見とれていたそのとき、
巨大地震が太平洋全域を襲う。中部太平洋で沈没船探査をしていたジャックのもとには米海
軍からの救援要請が届いた。米大統領を乗せたエアフォース・ワンが太平洋上空で姿を消し
たのだ。軍に遺恨のあるジャックは渋りながらも捜索に乗り出す。一方そのころ人類学者の
グレイスは与那国島沖に沈むという〈ドラゴン〉と呼ばれる遺跡へ向かっていた。そこで彼女が
目にしたのは地震で隆起した古代都市だった! (Amazonより引用)




・『暗黒結晶 ディープ・ファゾム』のプロモ動画



紙書籍ではなく、Kindle版で読了。
ジェームズ・ロリンズの新作と言いたいところだけど、実は2001年に出版されていた作品で、
シグマフォースシリーズよりも前に書かれた小説。

日食直後に発生した巨大地震でアリューシャン列島が沈んでしまったり、
アメリカ合衆国大統領専用機のエアフォース・ワンが墜落してしまうなど、
オープニングの数ページから話のスケールが大きくて、インパクトが強かった。

海底で発見された象形文字が描かれた結晶、日本の沖縄県の海に沈んでいた古代遺跡が登場し、
前半はミステリー色が強めで、活劇はちょっぴり。
古代遺跡の中にトンネルが隠されている設定は、のちのロリンズ作品でもあったな~。
『アマゾニア』や『アイス・ハント』もそうでしたが、今回の主人公も過去に負い目を背負っています。


後半は結晶にまつわる謎が徐々に明かされ、海を中心に、アクションが増量。
話が進むにつれ、主人公らの生傷が絶えない状態に。
前半の大地震を上回る大災害の予兆、アメリカと中国の軍事衝突が盛り込まれ、
どうやって規模の大きいストーリーを終わらせるかと読み進めると、
なかなか強引な方法だったけど、勢いがあって面白く読めた。

人の死に方がそこそこグロく、どの死に方も御免被りたいものばかりだった。特に圧死。
また、でかくて狂暴な生き物が登場して、食い意地を発揮し、
安定のロリンズらしい作風がありました。



●紙書籍





●ジェームズ・ロリンズ小説感想



・『地底世界 サブテラニアン』(上下)読了

・『アマゾニア』(上下)読了 密林に眠る古代の謎




スポンサーリンク



    

『大諜報』(上下)読了

大諜報(上) (扶桑社ミステリー)

1908年3月。ワシントン海軍工廠で大砲開発の伝説的技術者ラングナーが爆死した。
現場には遺書が残されており、当局は自殺と断定。デスクからは賄賂と思われる札束
も発見された。ラングナーの美貌の娘ドロシーはこれに納得できず“ヴァン・ドーン探偵
社”に調査を依頼、エース探偵ベルが動き出す。ワシントン、ニューヨーク、カムデン、フ
ィラデルフィア…東海岸を縦横に駆けめぐり捜査を進めるベルの前に、やがて弩級戦艦
開発をめぐる謀略が姿を現す。そしてベルの身に危険が迫る!(Amazonより引用)





2作目の『大破壊』をすっ飛ばして読んだアイザック・ベルシリーズ3作目。1作目の感想はこちら
2作目からクライブ・カッスラーとジャスティン・スコットによる共作になっています。

1908年のアメリカ合衆国を舞台に、ワシントン海軍工廠で爆死した大砲開発の技術者の事件を
調査することになったヴァン・ドーン探偵社のアイザック・ベル。
1作目もそうだったけど、カッスラーの大好物である乗り物が活躍する話になっていて、
今回は世界各国が開発にしのぎを削る戦艦がピックアップされていました。
共作になったけど、1作目と変わらず読めました。

戦艦開発に大打撃を加えようと企む謎のスパイを
追走するベル以外にも、ヴァン・ドーン探偵社のメンバーが活躍。
読みやすいといえば読みやすいのだけど、以前のカッスラー作品と比べると、
文章が短くまとまった感があって、物足りなさがあります。
特にクライマックスでのベルとスパイの一騎打ちと結末はアッサリ気味。

また、これは誤字なのか、1か所主人公ベルの名前がビルと表記されている部分がありました。
すでにアイザック・ベルシリーズは10作目を数えているそうで、
1年に1冊ずつのペースで邦訳版が出版されるのかな。







スポンサーリンク



    
   

ブログ画像RSS

【広告PR】