レンタルDVDで観た映画感想の記事 (1/28)

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』 どんな色にでも染まるキュラソー

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』

監督:静野孔文
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、緒方賢一 ほか


世界各地で謎の暗殺事件が連続して発生。被害者はいずれも黒ずくめの組織に潜入していた
各国諜報機関のスパイだった。そんな中、リニューアルオープンした東都水族館に少年探偵団
とともにやって来たコナン。そこでケガをして記憶喪失になっている女性と出会う。コナンたちは
彼女の記憶の回復を手助けしようとするが、灰原が彼女の瞳が左右で色の異なる“オッドアイ”
であることに気づく。その特徴から、正体不明の組織のNo.2=ラムではないかと警戒する灰原だ
ったが…。(allcinemaより引用)







久しぶりに劇場版の『名探偵コナン』を観ました。
原作コミックは90巻を超えていますが、55巻を境に一時期読むのをやめていたのだけど、
ふとしたきっかけで再び読むようになり、その流れで劇場版を観ることになりました。

ちなみに劇場版は第1作から2002年公開の『ベイカー街(ストリート)の亡霊』までは
映画館で観ていて、それ以降はほとんど観ていません。
今回は、2016年に公開された『純黒の悪夢(ナイトメア)』をチョイスしました。


原作コミックから離れていたせいで、劇場版に登場している新キャラの存在に戸惑いましたけど、
急ぎで電子書籍版を読みながら、ブランクを補完していきました。


冒頭から民間人を巻き込んだド派手なカーチェイスで幕を開け、
さらに火薬の量を間違えた爆発シーンもあったりして、
『名探偵コナン』の要素はどこへやら状態で少し面食らいましたけど、
「今回はアクション増し増しで行きます!」という製作陣からのメッセージと受け止めて、
素直に楽しみました。

あれだけ車が高く舞い上がって落ちているのに、中の人が助かっている描写に笑えます。
『ワイルド・スピード』シリーズのアクションをアニメで再現したかのような感じがしました。


全体を通してみると、アクション9割、推理1割という、
これまでの劇場版と違った構成の内容になっており、
コナンが真犯人と真正面から推理を披露するシーンもなくて、
黒の組織メンバーとの対決を軸にした、アクション寄りに振り切っていました。

冒頭も派手でしたけど、
クライマックスも破壊と混乱の歩幅が加速されていて、
コナンを含めた主要キャラの超人的な身体能力に驚いたり、
「そんな無茶な!」と突っ込みつつも、その場の勢いで見れてしまう。
「今そこで戦っている場合か!」みたいな所で、赤井と安室が格闘を繰り広げるシーンなんかがそう。

ゲスト出演のキュラソー役の天海祐希は違和感がなく、
最後はおいしい役どころでした。
年を取ると、涙もろくなると聞きますけど、
ラストはベタだけどウルッときました。
ラストの展開は、劇場版『ドラえもん のび太と鉄人兵団』を連想させました。


殺人事件が起こって、コナンが推理して真犯人を見つけるといった要素が
ほとんどない異色作だったけど、
アクションシーンに力を入れた部分が気に入ったので満足しました。
今後も劇場版をボチボチ観ていきます。




映画を観て、似ている要素があるな~と思った映画一覧↓

『007/スカイフォール』⇒黒の組織に潜入したスパイの情報が盗まれた!
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』⇒道路交通法無視の迷惑かけまくりの冒頭のカーチェイスとヘリからの銃撃。
『プロメテウス』⇒ラストの迫り来るアレ。
『ブラック・サンデー』⇒ラストの迫り来るアレその2。



ブルーレイ、DVD






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『キング・ホステージ』 わざわざ手紙を書くボスキャラの濃さ

『キング・ホステージ』  原題:ARSENAL

監督:カイル・パトリック・アルバレジ
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、エイドリアン・グレニアー、ジョナサン・シェック ほか

エディ・キングは、貧民街出身で成功者となったJ・Pから金を奪うため、J・Pの兄であるチンピラ
のマイキーを誘拐し、身代金を要求するが…。(Amazonより引用)






レンタルDVDで、『キング・ホステージ』を観ました。
過去に『コン・エアー』、『フローズン・グラウンド』でニコラス・ケイジと共演した
ジョン・キューザックが出ていますが、同じ画面で2人が一緒に映ることがなくて拍子抜け。
さらにジョン・キューザック、そんなに活躍しないので勿体なかったです。

お話としては、人質に取られた兄を救うため堅気の弟が奮闘するというもので、
スケールとしては小さいし、アクション自体も多くなくて、こじんまりした内容でした。
そんなにお金は掛かってなさそうだけど、かといって安っぽくない規模の映画。


ギャングのボス役を演じている今回のニコラス・ケイジは、
おかっぱ頭で口髭を蓄えた怪しさ抜群の風貌で、
感情オーバーぎみで喚き散らす安定の演技を披露しています。
特に兄に向けて書いた手紙を読む場面で、その演技が際立っていました。

2017年内は本作も含めて6作の出演作が日本公開された多作ぶりながらも、
どこぞの俳優さんとは違い、「とりあえず出ました」を感じさせない真面目さが好きです。
最近はジャンル映画ばかりに出ているけど、根は真面目な人だと思います。
最新作の『Mom and Dad』では、突如、実の子ども達に襲い掛かる父親役を演じています。





後で知ったのですが、ニコラス・ケイジの実のお兄さんであるクリストファー・コッポラが
出演していまして、劇中でも兄貴役だったのだけど、ものの見事に殺されていました。

数少ないアクションシーンでは超スローモーションで血が飛び散ったり、
頭が吹き飛ぶ様子を克明に映し出していて監督のこだわりを感じさせました。
昨今の映画の銃撃戦ではデジタル合成がちょいちょい使われるようになりましたけど、
本作では火薬を使っていたのでポイント高し。







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『リベンジ・リスト』 頼れるのは昔の友~断わってもついて行くぜ!

リベンジ・リスト

『リベンジ・リスト』 原題:I AM WRATH

監督:チャック・ラッセル
出演: ジョン・トラボルタ、クリストファー・メローニ、アマンダ・シュル ほか

かつて特殊部隊の工作員だったスタンリーは、ある日目の前で強盗に妻を殺害される。
容疑者は捕まるが、悪徳警官によって釈放され事件は闇の中へ。怒りを爆発させたスタ
ンリーは復讐の鬼と化し…。(Amazonより引用)



【予告編】




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レンタルDVDで、ジョン・トラボルタのアクション『リベンジ・リスト』を観ました。
内容をサラッと読む限りでは『96時間』や『ジョン・ウィック』といった映画を連想させる復讐もの。
ただのオッサンだと思っていたら、凄腕の奴だったみたいな。


期待とは裏腹に映画としては、しょっぱい出来で残念でした。
主人公の奥さんが殺された理由は前フリで予想がついてしまうので驚きは薄く、
登場する悪役もそんなに強敵がいないせいか、盛り上がらず。
これでアクションが良かったら万々歳だったのですが、
格闘にしろ、銃撃アクションにしろ、ワクワクするようなシーンが少なくて物足りなかった。

ドラマチックな場面で、スローモーションになる演出を多用しがちで、
最初はインパクトがあったけど、後半では平坦に見えてしまったのもまずかった。

昨今の映画ではデジタルで後から色々と修正できるようになりましたが、
やっぱりドンパチでは火薬を使ってほしいのが本音です。
予算の加減なのか、ロケ地の都合なのか、
全部ではないけど、弾着や血しぶき、銃の火花をデジタル合成した箇所があって、
そのため迫力がもうひとつ足りない結果になっていました。

合成を施すこと自体は悪くはないけど、(撮影の安全の絡みもあって)
ポンプアクション式のショットガンをガシャコンと装弾した時に
空のショットシェルが落ちてこないのは明らかにミスなので、気になってしまった。


そういったマズい部分が感想を占めてしまいましたけど、
良かった部分としては、主人公の復讐を手助けする元工作員のデニスの存在。
散髪屋と情報屋を営み、武器と情報を提供しつつ、自らも主人公をサポート。
「やっぱ俺がついていないとダメだろう」とヒョッコリ現れて、
主人公のピンチを救ってくれる頼れる好人物でした。
ラストのやり取りなんかを見ていると、おしどり夫婦のようで、
オッサン2人の関係にホッコリしました。

これで、デニスのキャラがいなかったら、映画の印象はさらにしんどかったろうな~。


・映画『リベンジ・リスト』登場銃器一覧(※海外サイト)






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『フレンチ・ラン』 防弾チョッキを見せるのはお約束です

フレンチ・ラン [Blu-ray]


『フレンチ・ラン』 原題:BASTILLE DAY

監督:ジェームズ・ワトキンス
出演: イドリス・エルバ、リチャード・マッデン、シャルロット・ルボン ほか

パリの革命記念日前夜、爆弾テロが発生。容疑者として浮上したのはスリの若者・マイケル。
CIA捜査官・ブライアーはいち早くマイケルを確保するが、彼が無実であることを感じ取り…。
(Amazonより引用)






レンタルDVDで、『フレンチ・ラン』を鑑賞。
原題の「BASTILLE DAY」とはフランスで7月14日に設けられている、
フランス共和国の成立を祝う日のこと。


CIAの捜査官とテロの容疑者となってしまったスリの若者がタッグを組み、
爆弾テロに隠された陰謀を追うお話なんだけど、主役2人の掛け合いが薄くて、
バディムービーとしては物足りない部分がありました。
要はあれです、『48時間』とか『レッド・ブル』みたいな映画で
お互い喧嘩をするけれど、しだいに存在を認め合っていく要素がもっと欲しかったと。


敵役が企む陰謀も「実は爆弾テロの事件を使って・・・」云々と偽装工作するといった内容で、
ちょっとこじんまりした感じもしないでもなかった。
現在のヨーロッパ諸国が抱える問題を取り入れていたのは今風だったけど。




しかしながら、個々のアクションシーンの出来は悪くなく、
屋根の上の追跡劇や狭いバンの中での格闘、銀行での駆け引きなど
一定の水準を保っていました。
特にバンの中での格闘シーンはメリハリがあって良かった。


一時期、ジェームズ・ボンド役候補のひとりとして名前が挙がっていたイドリス・エルバ。
自分の中では『パシフィック・リム』のペントコスト役の印象が強いのだけど、
『フレンチ・ラン』の劇中でのアクションの身のこなしが中々だったので、
もしボンドを演じていたら、どんな感じだったのだろうと気になった。










    

『皆殺しのレクイエム』 雪だるま式陰惨復讐スリラー

皆殺しのレクイエム [DVD]

『皆殺しのレクイエム』 原題:UNDERVERDEN

監督::フェナル・アーマッド
出演:ダール・サリム、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン、ローランド・ムーラー

妊娠中の妻と幸せに暮らしていた天才心臓外科医・ザイド。ある夜、弟のヤシンがザイドの
マンションを訪ねて来るが、彼は冷たく追い返してしまう。数日後、ヤシンはある組織に激し
い暴行の末殺害され…。(Amazonより引用)





レンタルDVDで、デンマーク映画『皆殺しのレクイエム』を観ました。
DVDのパッケージでは主人公がワルサーP99とおぼしき拳銃を構えていますが
実際映画で使われていたのはベレッタのようだった。
また爆発シーンもあったので、カバーアートに載っている爆発は誇張ではなかった。

パッと見、アクション物のように見えますが、
中身はシリアスな復讐スリラーで、後半はどんどん悲惨な展開になっていく重い内容。
気持ちがしんどい時に観たら、さらに塞ぎこんでしまいそうな映画です。

アクションシーンはあることはあるけど、
スカッとする類のものではなく、現実的で陰惨な描写が続く。


主人公はイラクからデンマークに難民として渡ってきて、
今では腕のいい医師として、妻と共に幸せなひと時を過ごしており、
もうすぐ2人の間に子どもが生まれる予定。

そんな主人公のチンピラな弟が、地元のギャンググループに暴行に遭って死んでしまい、
直前に弟からお金の無心を断ってしまった主人公は罪悪感に苦しむようになる。
警察の捜査がなかなか進展しないこともあって、主人公は自力で犯人を捜し出して、
復讐を下そうとするのが大筋。

主人公は一応若い頃に格闘を習っていた設定で、
仕事の合間をぬって格闘トレーニングで体を鍛えなおし、
犯人との対決に準備を進めるも、対する犯人のギャンググループも
えぐい反撃を繰り出してきて、どんどん収拾がつかなくなります。

復讐の余波で、主人公に関係する人達が
ひどい目に遭ってしまうのが痛々しかった。
中でも「生きたまま※※※」が断トツにしんどかった。


普段医師として「人を救う立場」である主人公が、
犯人を罰したい(殺めたい)という気持ちにのめりこんでいく過程と、
すべてが終わった時の虚無感が印象に残りました。

何気に、ある人物が窓を突き破って、地面に落っこちるシーンを
通しで撮っていたのがよく出来ていた。



●DVD、Amazonビデオ









    
   

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