サスペンス・スリラー映画の記事 (1/8)

『クリミナル 2人の記憶を持つ男』 アクションは少な目だったけど、主人公の心の移り変わりが良かった。

ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン5 クリミナル 2人の記憶を持つ男 光沢プリント
ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン5 クリミナル 2人の記憶を持つ男 光沢プリント

『クリミナル 2人の記憶を持つ男』 原題:CRIMINAL

監督:アリエル・ヴロメン
出演:ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ガドット ほか

死んだCIAエージェント、ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)の記憶を植えつけられた
凶悪な死刑囚ジェリコ(ケヴィン・コスナー)が、徐々に蘇るビルの記憶に戸惑いつつ、
世界の命運を握るミサイルのコントロールシステムに関わる男の行方を追う。







思いのほかアクションは少なく、アクション俳優でお馴染みのスコット・アドキンスが
CIAエージェント役で出演しているものの、全然アクションしていなくて(銃を構えるぐらい)、
どっちかというと主人公ジェリコの心の揺れ動きに比重を置いた内容でした。

なので、アクション面では少し物足りなかったのですが、
粗暴で善悪の判断ができなかった死刑囚のジェリコが記憶を植え付けられたことによって、
人間らしい感情にまともに触れ、困惑しつつもちょっとずつ心境が変化していく過程を
ケヴィン・コスナーが繊細に演じていたのが良かったです。

ビルの記憶と技能(語学とか)がパッと出てくるところは、
同じく記憶を扱ったスパイアクションの『ボーン・アイデンティティー』の
ジェイソン・ボーンを思い起こさせました。


昨今、突き抜けた悪役が作りづらくなったのか、
本作における悪役の行動原理は、世界各国にミサイルを撃ち込んで、
政府の腐敗を一掃しようとする無政府主義者というキャラになっていました。
悪役のハビエル・ハイムダールを演じているのは、
スペインの俳優さんのジョルディ・モリャ。

それで、アメリカのミサイルシステムが狙われ、えらいこっちゃ!となる。
映画ではあっという間に、パソコンひとつでミサイルをポンポン発射させていたけど、
現実世界では起きてほしくない光景です。


アクションシーンは全体的にサラッと流す撮り方で、
カークラッシュや爆発もあるものの、ちょっとパンチ不足。
ミサイル・システムの情報を握るハッカーの行方を追うCIAの面々も
序盤から、しくじったりして有能さに欠けていたように見えたけど、ストーリー上、仕方なしだったのかも?


・映画『クリミナル 2人の記憶を持つ男』公式サイト


●映画メモ


・映画『クリミナル 2人の記憶を持つ男』登場銃器一覧(※海外サイト)

・予告編で若干ネタバレあり。

・オープニングが良かった。


・やっぱり、ゲイリー・オールドマンがキレる。








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『ドント・ブリーズ』 その物音が命取りになってしまうスリラー

ポスター/スチール 写真 A4 パターン2 ドント・ブリーズ 光沢プリント

『ドント・ブリーズ』 原題:DON'T BREATHE

監督:フェデ・アルバレス
出演:ジェーン・レヴィ、 ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング



デトロイド郊外にある盲目の退役軍人の老人が住む一軒家に
大金があると知った若者3人組。老人の家に忍び込むことに成功し、
家の中を物色する3人だったが、それは恐怖の一夜の始まりだった。






●映画館の様子


正月休みの終盤戦ということもあって、映画館やレストラン、駅構内は人で混んでいました。
上映しているスクリーンの座席数が少ないところだったせいか、8割ほど埋まっていた状態でした。
予告はそんなに真新しい作品が流れていなかった。



●映画の感想


上映時間88分という短い映画だったけど、観ている間は心臓がバクバクしっぱなしで、
登場人物たちと同じように息を止めてしまう瞬間が数回ありました。

思わずギョッとしてしまうシーンが不意打ちでやってきて、
「音で驚かす」といったオーソドックスな方法もあったけれども
静かにじ~っと映し出す演出にも感心しました。
流れるようなカメラワークのおかげか、あたかも映画内の家の中にいるような臨場感があり、
最後まで気を抜くことができない緊迫感が続いていました。

その緊迫感の影響からか、短い尺の作品のはずなのに、
観終わった後、2時間ぐらい観ていたかのような錯覚を感じました。
実際、予告の分を入れると2時間近くなるけど・・・。


この映画は、できれば映画館のスクリーンと音響で観たほうが
よりドキドキした気分を体現できるんではないかと思いました。
家にホームシアターセットがある人だったら、是非それを有効活用してほしい。
レンタルDVDで借りてきて、テレビの画面で観ても、
映画館で観た時と同じような感覚を感じることができるのか疑問です。


強盗を働く若者も返り討ちにする老人も、どちらも「悪」とも言い切れない描き方で、
それぞれの事情があるんだけど、大金を盗まれそうになる老人の立場からしてみれば
直接的な手段を取らざるを得ないのは妥当かと。(地下室の件は抜きにして)


盲目ながらも鋭い聴覚を持つ老人をスティーヴン・ラングが演じているのですが、
60歳を超えたお歳だけど、鍛え上げられた体つきをしており、
両腕で若者の首をガッツリ絞めあげて気絶させる怪力に説得力を持っていました。

悲しいかな、スティーヴン・セガールもラングと同年代なんだけど、体の差が歴然・・・。
ちなみに2人は『沈黙の断崖』(1997年)で共演済み。
のちに『沈黙のSHINGEKI/進撃』(2014年)にも2人は出演しています。



2017年になってからの最初の劇場鑑賞した映画となりましたが、
なかなか幸先のいいスタートを切ることができました。
フェデ・アルバレス監督が手掛けたリメイク版の『死霊のはらわた』も観てみましょうかね。


・映画『ドント・ブリーズ』公式サイト






●映画メモ


・静かなシーンが続くので、映画館内の物音がよく聞こえる。

・グロイシーンは少な目。

・追いかけてきた犬の対処の仕方が賢かった。






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『悪い女』(1995年) 題名とパッケージでネタバレしちゃってる

悪い女 ビデオ

『悪い女』 原題:THE SET UP

監督:ストラスフォード・ハミルトン
出演:ビリー・ゼイン、ミア・サラ、ジェームズ・ルッソ、ジェームズ・コバーン


窃盗罪で6年間服役していたチャーリー(ゼイン)は仮出所し、とある銀行の頭取に気に入られ、
銀行のセキュリティ・システムの設計を任されることに。新しい恋人ジーナと出会い順風満帆と
思われたチャーリーだったが、ある日ジーナが誘拐され、勤め先の銀行破りを強要されてしまう。




※予告編はありませんでした。


中古VHSにて、ビリー・ゼイン主演のテレビ映画『悪い女』を観ました。
レンタルビデオの払い下げ商品だったけど、画質は悪くなかった。

DVD及びブルーレイでは未だ発売されておらず、
知名度の低さから今後DVD化される可能性は薄そうです。
先ごろ、国内メーカー唯一のビデオデッキが生産を終了したということで、
こういった未DVD化の映画を観る機会がますます減ってしまいそうです。

正直に書きますと、前回ビデオで観た『裸の訪問者』と同じく
「助平心」で入手した次第です。


ストーリーは元泥棒の主人公が恋人を人質に取られ、
自ら設計した銀行のセキリュティ・システムを破ることを強要されてしまうというもの。
よくあるといえば、よくあるお話。

主人公が元泥棒なのに、銀行のセキュリティを任せちゃっていいのかと思ってしまうが、
レオナルド・ディカプリオの映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の天才詐欺師の人は
その後、セキュリティ・コンサルタントになったそうなので、あながち嘘っぽくない。


邦題とパッケージから分かりますように
実は恋人のジーナは強盗団の一味で、主人公は罠にはめられてしまうわけですが、
主人公がその事実に気づくのは終盤になってから。

そうとは知らず、主人公が恋人を救うべく金庫破りに励げむので
観ている側としてはいたたまれない気持ちになりました。
勘の鋭い人だったら、誘拐される場面で「コイツは怪しいぞ」とビビッと来て
大体の予想が付くでしょう。

金庫破りは、動く光線センサーをかわしたり、
監視カメラに写真をペタッと貼ったりとアナログな描写がありました。
トム・クルーズの『M:i:III』でも同じ方法が使われていたな~。

基本はサスペンスだったけど、
高所の逃亡劇や駐車場でのカーチェイスといったアクションが所々あって楽しめたし、
ラストの締めくくり方が象徴的で良かった。



ビリー・ゼインといえば、有名な作品だと『タイタニック』でのケイト・ウィンスレット演じる
ローズの婚約者役や『山猫は眠らない』のミラー役が思い出されます。
近頃はどっちかというと、劇場未公開の作品が多いです。
最新作は『ズーランダー』の続編、『ズーランダー No.2』

恋人ジーナ役のミア・サラは、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのSFアクション『タイムコップ』で
ヒロインを演じていました。『レジェンド/光と闇の伝説』でトム・クルーズと共演しているそうですが、
この映画はまだ観たことがないです。



映画メモ


・ラブシーンは2回。特に2回目はチャーリーにとっては屈辱的であり鬱展開。
 縛られて苦しみに耐えるビリー・ゼインの熱演が光る。







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『裸の訪問者』(1994年) ハリウッド・マダムの眼差しに惚れた私立探偵の運命は如何に?

VHSパッケージ

『裸の訪問者』 原題:PROFESSIONAL AFFAIR

監督:ポール・ウェイン
出演:キム・ステッツ、ロバート・アレン・シルヴァ、ロバート・ツダール ほか

私立探偵のタイラーはマフィアの大物セラノから、何者かに奪われた200万ドルの
奪回を依頼される。捜査線上に映画業界人に高級娼婦を紹介するハリウッド・マダム
のヘザーが浮かんだ。タイラーは彼女に接近するが、しだいにその美貌と肉体に翻弄
されていく。なかなか犯人の尻尾を摑めないことに業を煮やしたセラノは、ヘザーの元
へ刺客を差し向け200万ドルを取り返そうとするが・・・。(VHS背表紙より引用)




『裸の訪問者』の予告編(裸のシーンがあるので注意!)





注文したビデオデッキが届いたので、去年の年末に買ってほったらかしだった
1994年のサスペンス映画『裸の訪問者』(字幕版)のVHSを観てみました。

正直なことを書きますと、助平心で、今回のVHSを買いました。


映画の方はというと、マフィアのボスから200万ドルが入ったケースを取り戻す仕事を依頼された
私立探偵のタイラーが、容疑者とおぼしきハリウッド・マダムのヘザーに近づいて案の定惚れてしまい、
マフィアのボスと対決を迎えてしまうというストーリー。

謎解きはなく、早い段階で大金を盗んだのはヘザーであることが示唆され
映画の大半は主人公タイラーとヘザーとの関係がメインになっていました。


200万ドルという大金を盗んで間もないというのに高級車を買っちゃうは、
殺人の後ホテルの従業員に目撃されるとか、犯罪計画に穴がありすぎで
タイラーでなくても早いうちに警察にマークされるんじゃないかと思ってしまいました。


ストーリーとしては、全体を通して平坦で、こじんまりしている。
最後に撃ち合いがちょこっとある程度で、緊迫感が乏しかった。

主人公は警官時代、射撃チャンピオンだった過去を持っているのですが
劇中では1回しか発砲せず、設定を生かしきれていなかったのが残念でした。
せめて、クライマックスで依頼主のボスと、その手下数人との間で
ドンパチを繰り広げたら盛り上がっただろうなぁ。


スタッフ、キャスト共に見聞きしたことがない人ばかり。
ヘザー役のキム・ステッツは、本作以後映画に出演していないようです。
切れ長の眉毛と、パッチリしたお目が特徴的な女優さんでした。

マフィアのボス、セラノを演じたロバート・ツダールは、
顎の形が真四角だったものだから「特殊メイクか?」と思ってしまったほど。
2015年に64歳で亡くなられていたそうです。


綺麗なキム・ステッツが拝めたので、そこは満足でした。


映画メモ


・登場銃器 サイレンサー付きのワルサーP5、グロック17、ベレッタM84、
        ステンレス製のS&W系リボルバー。


・ラブシーンは2回。2回目の時は「それどころじゃないだろう!」とツッコミが入るも、
美人なキム・ステッツなので無理もない。







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『ボーダーライン』 麻薬戦争の最前線にいるような映画。デル・トロが良かった。

【映画パンフレット】 ボーダーライン 監督 ドゥニ・ビルヌーブ  キャスト エミリー・ブラント, ベニチオ・デル・トロ, ジョシュ・ブローリン, ビクター・ガーバー,

『ボーダーライン』  原題:Sicario

監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン ほか


巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊に
リクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカと
メキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。
しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単
に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。
(映画.comより引用)



『ボーダーライン』の予告編






先日、路線を乗り間違えて観れずじまいだった、映画『ボーダーライン』を鑑賞。
4月9日の公開日から約2か月ばかりの間が空いてしまいましたが
運よく市内のミニシアターで上映されることを知り、スケジュールが変わらないうちに
駆け込んだ次第です。



敵を倒してスカッとする類のジャンルではなく、
終始不穏な空気と緊迫感が漂い、ぼんやりとした不安が残る映画でした。

ヒロインのケイトを通して、アメリカとメキシコの国境沿いで繰り広げられる
麻薬戦争の最前線にあたかも自分も立っているような錯覚があり、
自然とそういう風に持っていく演出と撮り方が上手いな~と感じました。

あと、ズンズンという重低音の音楽が「これから何かが起こるぞ!」と
予期させるようなサスペンスを生み出していて、ヒンヤリ度を加速させていました。


映画を観終わった後、『アイアムアヒーロー』ほどではなかったけど
「メキシコじゃなくて、日本に住んでいて良かった~デル・トロが上司じゃなくて良かった~」
胸をなでおろしたのでした。


ケイト役のエミリー・ブラントは、作戦が進むにつれて
どんどん疲弊していき、それまで禁煙していた煙草もスパスパ吸って追い詰められていく。
例えはアレだけど、「こんなはずじゃなかったのになぁ」と研修でぼやく新人社員みたいな。

銃を構えるラストのシーンで、腕がピクピクと震える演技が自然で良かったです。




影の主役ともいうべき、アレハンドロ役のベニチオ・デル・トロは、
心ここにあらずという眼をしていて、独特の存在感を発揮。
あえて画面に映さない拷問の様子や、後半の潜入シーンと鬼気迫る対峙が
さらに影の主役感を強めていました。
『007/消されたライセンス』のチンピラな手下役からエライ出世したな~。

本作でアカデミー賞にノミネートされなかったのが不思議なくらい。
自分の中では、もうデル・トロに賞をあげちゃいます。

最新の情報によると、アレハンドロを中心にしたストーリーの続編が企画中だそうです。
続編も前作に劣らず物騒で不穏な映画になりそう。



映画館メモ


・ミニシアターなので、シネコンのように座席指定じゃなくて自由席(早い者勝ち)

・お客さんの数は自分を含めて4人だけ。

・瓶のコーラが売店で売っている。



◆映画『ボーダーライン』公式サイト


※2016年10月4日にブルーレイとDVDが発売予定。ちょっと遅いような・・・。


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