『バイオハザード:ザ・ファイナル』 とにかく勢いで突き進むシリーズ最終作

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『バイオハザード:ザ・ファイナル』 原題:RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER

監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ ほか








●映画館の様子


年末の休みに入った影響からか、映画館はそこそこ混んでいました。
事前に席の空き具合を確認したら「余裕あり」と表示されていたけど、
真ん中の通路から後ろ側の席(特に真ん中)は大方埋まっていた状況でした。
客層は老若男女。

宣伝や予告が多すぎるのは堪忍してほしかったです。



●映画の感想


観に行ける時間帯が限られていたため、2Dの吹替版を選択。
シリーズでは『バイオハザード III』(2007年)を除いて、全作劇場で観ています。
今回の『~:ザ・ファイナル』の評判がもうひとつ芳しくないのを耳にし、
期待値を大幅に下げた状態での鑑賞となりました。


短くまとめると、突っ込みどころだらけのストーリーを、
とにかく勢いだけで乗り切った「僕の嫁さん(ミラ)、強くて綺麗だろう?」という
安定のポール・W・S・アンダーソン監督らしい映画になっていました。

強引で、10分毎ごとに突っ込みどころと無茶苦茶なシーンだらけだったけど、
「そんなの関係ねぇ~!」と言わんばかりに素早く激しいアクションシーンが続くので、
あれよあれよと流されてしまう。
また、ガイ・リッチーの映画みたいな戦闘予測シーンや他の映画からの引用が盛り込まれていて、
アンダーソン監督の悪乗り演出がどこか憎めなかった。



新しい登場キャラが出てきても、名前を覚える前に
次のシーンで退場になってしまうので、感情移入もへったくれもない。
クリア役のアリ・ラーターは再登板しているけど、ジル・バレンタイン役が見事だった
シエンナ・ギロリーは残念ながら出演しておらず、その生死は一切描かれていなかった。
ファイナルなのに、ちと寂しいことです。


素早いアクションシーンのほとんどがカット割りの切り替えが早すぎるせいか、
シリーズで最も観辛い映像になってしまっています。
前作はそうでもなかったのに最終作は何でこんなことになってしまったのか。
あんなゴチャゴチャした映像だと、3Dの効果も期待できない感じがします。

ホラーな場面は、「大きな音が鳴る」といったショック演出を乱発しすぎて
ハラハラ感が乏しく、シリーズ初期のような怖さはあんまりなかった。


良かったのは、走っている装甲車でアリスとアイザックス博士が格闘するシーンと、
中盤のビルでの籠城戦が中世ヨーロッパの城攻めを連想させたこと。

それで、今回の悪役ボスが前回のウェスカー( ショーン・ロバーツ)から
死んだはずのアイザックス博士(イアン・グレン)に代わっていまして、
手強いキャラに昇格し出番も大幅アップしていたものだから驚きました。
交代で、ウェスカーが手下Aみたいなキャラになっており、
前作の無敵モードがウソみたいに弱体化していたので、さらに驚き。

「アイザックス博士、そんなに格闘できるなら、なんで『Ⅲ』の時に本気出さなかったの?」と
突っ込みが入りますが、後付け設定だから仕方ない!


決戦の地が、1作目のラクーンシティの地下研究所になったのは
シリーズ最終作として相応しく、レーザー光線のトラップを再登場させていたのは
心憎い演出ではあったけど、さいの目状のレーザーパターンが出ないのはなぜ?

世界が滅んで、人類もほとんど死滅しているのに
アンブレラ社は何でまだ存在しているのかという疑問も
本作で明かされ、一応シリーズの区切りがついた。

さすがに続きの話はできないだろうと思いますが、
『スパイダーマン』シリーズみたいに設定をリセットして再映画化の可能性はありそう。



・映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』公式サイト


●映画メモ


・アリスが使っている拳銃は、2丁のコルト・ガバメントをくっつけたアーセナルズ・ファイアアームズ社の
2011 Dueller Prismatic。『007/スペクター』でも登場。

映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』の登場銃器一覧(imfdb)

・エンドロールでは日本版主題歌が流れてなんだかな~。

・エンドロールの最後にもオマケあり。







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