『レイズ・ザ・タイタニック』(1980年) 沈没船を引き揚げるロマン!

レイズ・ザ・タイタニック [Blu-ray]

『レイズ・ザ・タイタニック』 原題:RAISE THE TITANIC!

監督:ジェリー・ジェームソン
出演:ジェイソン・ロバーズ、リチャード・ジョーダン、アン・アーチャー、アレック・ギネス ほか

ミサイル防衛システムの鍵を握る希少な鉱石ピザニウムが、1912年に北大西洋沖で
沈んだ豪華客船タイタニック号に積まれていたことを知ったアメリカ政府はタイタニック号の
引き揚げを決定。元海軍大佐のダーク・ピットは海軍と共に、数千メートルの海底から
タイタニック号を引き揚げる前代未聞のプロジェクトを敢行するが・・・。







昔VHSで観た時以来となる映画『レイズ・ザ・タイタニック』をDVDで一通り観ました。
DVDには日本語吹替音声が2種類収録されていたので、
吹替音声に切り替えて観ました。


最初に観た時は、引き揚げられるタイタニック号が実寸大サイズと思い込んでいたのですが
実際は何百分の一スケールの模型をプールに浮かべて撮られていました。
映画が作られた頃はCGがなかったわけで、当時としては最先端の特撮技術だった。
深海での探索シーンも悪くない仕上がり。
タイタニック号の引き揚げが最大の見どころといっても過言ではない。

今となってはタイタニック号の船体が半分に折れて
沈んでいるのが分かっているので、映画のようにはならないんだけど、
やっぱり、船がまるごと浮かび上がっている光景のほうが、映画的には盛り上がります。


映画を観て、しばらく経ってからクライヴ・カッスラーの原作本を読んでみたわけだけど、
大まかな内容は小説と同じでしたが、細かい箇所で変更点が見受けられます。
映画では引き揚げをメインにしつつも、小説にあった活劇要素がごっそり省かれていました。

当時は冷戦時代でアメリカとソ連が対立しており、
アメリカのミサイル防衛計画を聞きつけたソ連が、当然妨害してくるんだけど、
小説と比べるとだいぶ大人しい。今のロシアとえらい違い。
探索作業中に殺人事件が!内通者がいる!ソ連の特殊部隊が
やって来た!大嵐が近づいてピンチ!ギャ~!

そして、主人公ダーク・ピットが『名探偵コナン』ばりに
内通者を種明かしするといった場面が、食べつくしたハーゲンダッツの抹茶アイスクリーム並みに
ゴッソリないので少々物足りないものに・・・。

確かに2時間弱にストーリーを収めようとするならば、
原作通りにはいかないのだろうけど、
映画版はドラマパートにメリハリがなく、肝心のビザニウムを巡る謎も
アッサリ風味になっているのが否めないです。


原作者のクライヴ・カッスラーは映画の出来に不満を抱き、
2005年の『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』まで自身の小説の映画化を許しませんでした。
そして、また『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』も気に入っておらず、
以後、ダーク・ピットを主人公とした映画は作られていません。残念!



●映画メモ


・映像の一部にモーションブラー、つまりブレがかかっている箇所があり、
 元々の映像素材に原因がある模様。惜しい。

・吹替音声は2種類。「ゴールデン洋画劇場」版テレビ放送吹替音声とLD版。

・「007」シリーズの音楽を手掛けたジョン・バリーの重厚なメインテーマが何度も流れる。嫌いじゃないけど。












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