『国際諜報局』 最後眼鏡なしでも大丈夫だったのだろうか?

『国際諜報局』  原題:THE IPCRESS FILE

監督:シドニー・J・フューリー
出演:マイケル・ケイン、ナイジェル・グリーン、ガイ・ドールマン ほか

英国諜報部員のハリー・パーマーは、組織にさらわれた科学者の救出を命じられる。
しかし、そこには恐るべき罠が待ち受けていた。(Amazonより引用)







DVDにて、マイケル・ケイン主演の『国際諜報局』(1964年)を鑑賞。
シリーズ3作目の『10億ドルの頭脳』が初ソフト化されることが決まったことを知り、
前々から気になっていた映画シリーズで、なおかつDVDがお求めやすい価格ということもあって、
1作目を初めて見ることになりました。


この映画が公開されていた頃といえば、007シリーズが人気を博していた時期ですが、
豪華絢爛で派手なジェームズ・ボンドと違い、本作は打って変わって地味かつ硬派な内容で、
対極をなしています。
しかしながら、映画に関わったスタッフの面々を見てみますと、
プロデューサーのハリー・サルツマン、音楽のジョン・バリー、美術監督ケン・アダムは
007シリーズの常連だったりします。
さらに、ジェームズ・ボンドの愛銃ワルサーPPKもプチ出演。


主人公ハリー・パーマーは犯罪を働いたことがバレたことがきっかけで
スパイにリクルートされた軍曹。ジェームズ・ボンドのように高級車を乗り回さないし、
秘密兵器を使うわけでもなく、スーパーで買い物し自炊している、いわゆる庶民派。
映画のオープニングではパーマーがベットから起きて、コーヒーを淹れ、身支度を整えるという
会社員みたいな日常が描かれています。

スパイの仕事も外回りとデスクワークが半々で、
いちいち報告書を書かないといけないので、会社員と変わんない。
実際のスパイも地味な仕事らしいけど。


誘拐された科学者を取り戻す任務も
力づくで奪い返すのではなく、普通に誘拐した側にお金を払って、
科学者と交換するという事務的なもので、ザ・ドライ。
映画の後半はパーマーの身辺が危うくなり、じわじわとサスペンスが高まって、
地味ながらもスパイの非情な世界が垣間見える終わり方でした。

眼鏡越しから人物を撮ったり、斜めのアングルなど
エッジの効いたカメラワークが良い仕事をしており、
映画の硬派な雰囲気に貢献していました。

アクション自体は数えるほどしかないし、
文字通り地味なんだけど、大人なスパイの雰囲気が良く、
自炊しているパーマーのキャラが共感した1本でした。




映画メモ


・映画『国際諜報局』登場銃器一覧(注:海外サイト)

・英国アカデミー賞では、作品賞、撮影賞、美術賞を受賞。

・DVDにはTV放映版日本語吹替音声が収録。








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