『パーマーの危機脱出』 サラリーマンスパイ、ベルリン出張編

パーマーの危機脱出 切り絵風イラスト


『パーマーの危機脱出』  原題:FUNERAL IN BERLIN

監督:ガイ・ハミルトン
出演:マイケル・ケイン、オスカー・ホモルカ、エヴァ・レンツィ、ポール・ハシミッド ほか


英国情報部のハリー・パーマーに、東ドイツから西側諸国への亡命を希望するストック大佐
を保護する任務が与えられ、さっそく現地へ飛んだパーマーだったが、亡命の裏には陰謀の
影があった。







『国際諜報局』の続編である『パーマーの危機脱出』をDVDで観ました。
前作の感想はこちら。
監督は前作のシドニー・J・フューリーから、
007シリーズを4作品を手掛けたガイ・ハミルトンにバトンタッチ。
音楽担当もジョン・バリーからコンラッド・エルファースに代わっています。


映画の舞台の大部分がイギリスからドイツのベルリンに変わっていたり、
謎の美女サマンサ(エヴァ・レンツィ)が登場していることもあって、
前作の渋い雰囲気が若干和らいだ感じがしないでもないのですが、
やはりマイケル・ケイン演じるパーマーが小気味よく任務をこなしていたので、
続編としては悪くない仕上がりでした。


映画の序盤、上司のロスに弱みを握られているため、
有無を言わずにベルリンへの任務に駆り出されるパーマーの姿が
現代の会社員と重なります。
しかも、偽の身分が「下着のセールスマン」と来た。
偽名だって、自分で決めさせてもらえないという悲哀。
この時点でパーマーへの感情移入度が30点ぐらい上がりました。

ベルリンで亡命を希望するストック大佐との接触に成功したパーマーですが、
亡命の裏に何かあるのではないかと勘ぐる用心深さがスパイらしくて良いです。
皮肉っぽくて、クールなパーマーだけど、内に秘めた計算高さが随所に見られます。


時を同じくして偶然出会った美女のサマンサと亡命を手助けする組織の出現によって、
ストーリーが少し複雑化しますが、どういう風に話が転んでいくのか分からない錯綜した感じも
面白さのひとつだと思いました。
パーマーは銃を携帯しているものの、1発も撃つこともなく、
もっぱら撃っているのは敵側という地味さ加減でした。
ラストでパーマーが一個人としての気概をちらっと窺えるシーンが
味わい深くて印象的でした。

スパイだって、人間だもの。



2月19日に、シリーズ3作目の『10億ドルの頭脳』のブルーレイとDVDが発売予定です。


映画メモ


・映画『パーマーの危機脱出』登場銃器一覧(海外サイト)

・映画のロケ地、イギリスのロンドン、パインウッド・スタジオ、ドイツのベルリン。

・偶然を装って、美女が近づいてきた時は気を付けないとダメ。

・DVDの映像特典はオリジナル劇場用予告編。









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