『チムニーズ館の秘密』読了 ポワロ以外にも面白いアガサ・クリスティー作品があった

『チムニーズ館の秘密』  原題:The Secret of Chimneys

アガサ・クリスティー著 473ページ。

王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外の
チムニーズ館に集結していた。秘宝を狙う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が! 
事件解決に乗り出したバトル警視以下英米仏の探偵たちは、どんな結末にたどり着くのか? 
謎が謎を呼ぶ、波瀾万丈の冒険ミステリ(Amazonより引用)







Kindle版で、アガサ・クリスティー原作の『チムニーズ館の秘密』を読了しました。
これまでに読んだアガサ・クリスティーの小説は、『そして誰もいなくなった』
『オリエント急行殺人事件』『アクロイド殺し』など数冊ほどです。

最初、『七つの時計』を読もうとしていたのですが、
『チムニーズ館の秘密』に登場人物が先に登場していることを知り、
時系列を優先することにしました。


1925年に発表された古い小説だけど、訳し方が良かったのか、
文体が堅苦しくなくて、ストレス無く最後まで読めました。


有名な探偵のエルキュール・ポワロは登場していないが、
友人の頼み事を引き受けて、南アフリカからイギリスに渡ってきた
青年のアンソニー・ケイドや事件を捜査するバトル警視、
活発なレヴェル夫人といったキャラがそれぞれ立っていて、
生き生きとした人間模様が描かれていました。
特にレヴェル夫人が魅力的だった。


トリックや謎解き自体は普通だったのだけど、
次々と登場人物が現れては、「こいつが怪しい、あいつが怪しい」になって、
お互いに腹の探り合い状態になる様が面白かった。

王政復古に揺れるヘルツォスロヴァキア、お宝を狙う変装が得意な大泥棒、
回顧録の原稿を巡る駆け引きといった要素がふんだんに盛り込まれているものの、
最後はスッキリまとまって終わるので、読後感が良い小説でした。
エルキュール・ポワロシリーズ以外にも面白いアガサ・クリスティーの作品があったのも
良い収穫でした。









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