Category Archives : 小説・本の感想
- 『フェニキアの至宝を奪え』(上下)読了 - 2021/03/15(Mon)
- 『フェニキアの至宝を奪え』 原題:The Navigatorクライブ・カッスラー、ポール・ケンプレコス(著)イラク戦争時にバグダッドの博物館から盗まれた古代フェニキアの彫像。それに触手を伸ばそうとする一味は悪徳古美術商を惨殺。さらには国連の調査官をも狙うが、NUMA特別出動班のオースチンらに阻止される。それほどまでに躍起になって手に入れようとするその彫像の秘密とはなんなのか。捜査を始めたオースチンは驚くべき時...
- 『バルバリア海賊盛衰記―イスラム対ヨーロッパ大海戦史』読了 - 2021/03/10(Wed)
- スタンリー・レーン・プール(著) 前嶋 信次 (翻訳)中古本で購入。15世紀から19世紀中頃にかけて地中海で暴れまわったバルバリア海賊とヨーロッパ各国の戦いの歴史をまとめた内容。40年前ぐらいに出版された本で、翻訳された文章が独特で若干読みづらかった。中身は悪くなかったので読み応えあり。地中海沿岸の国々はしょっちゅう海賊の餌食になっていたそうで、攫われた人は奴隷にされたり、ガレー船の漕ぎ手でこき使われて...
- 2020年10月の読書まとめ - 2020/11/02(Mon)
- 10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:940ナイス数:30非情の女豹 (光文社文庫)の感想国際秘密組織に属する小島恵美子(通称エミー)を主人公とした一遍。悪徳政治家や官僚たちが不正に貯め込んだ大金を力づくで奪い去る話が延々と続く。基本的にターゲットの家に侵入して、大金の在りかを聞き出すために拷問する展開ばかりだったので、さすがに後半は辟易としてしまい斜め読みで読了。登場するターゲットの多数が異...
- 『AIの魔女』(上下)読了 別エンディングに要注意! - 2020/09/05(Sat)
- 『AIの魔女』 原題:Crucible ジェームズ・ロリンズ(著)クリスマス・イヴ、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の自宅から、恋人で妊娠八カ月のセイチャンと、同僚のモンク・コッカリスの二人の娘が拉致され、モンクの妻のキャット・ブライアントが意識不明で発見された。事件は数日前にポルトガルで発生したアメリカ大使たちの殺害と関連があり、その裏には最新のAI(人工知能)の研究が絡んでいるらしい。プログラ...
- 『気象兵器の嵐を打ち払え』(上下)読了 場数を踏むと潜入もお手の物? - 2020/04/11(Sat)
- 『気象兵器の嵐を打ち払え』 原題:THE STORMクライブ・カッスラー、グラハム・ブラウン(著)インド洋を漂流する焼けただれた船が発見された。水温調査をしていたNUMA(国立海中海洋機関)の双胴船だった。サルベージと真相究明にモルディブへ向かったオースチンらNUMA特別出動班は、船体の燃え滓の中に異常な物体を大量に見つける。顕微鏡を覗いてみれば、まるで微小な“機械“のようにも見えるが、これは……。出動班の面々は...