
『トマホーク ガンマンvs食人族』 原題:BONE TOMAHAWK
監督:S・クレイグ・ザラー
出演:カート・ラッセル、 パトリック・ウィルソン、マシュー・フォックス、リチャード・ジェンキンス
人食い先住民にさらわれた町の住民を救出するため、町の保安官ハント(カート・ラッセル)は、
男3人を引き連れて、先住民の根城とされる渓谷に向かうが、そこには想像を絶する恐怖が
待ち受けていて・・・。
※海外版予告
Amazonビデオにて、西部劇ホラー映画の『トマホーク ガンマンvs食人族』(字幕版)
Google Playでもオンデマンド配信されていました。
カート・ラッセルを筆頭に、そこそこ知っている俳優さんが出演しているものの、
ストーリーが進むスピードはゆったりで、中盤までは男4人が野営しながら
荒野を移動する地味な映像が続いていて、上映時間も132分とちょい長尺。
しかしながら、そういった地味な展開の中にも
登場人物4人の人間模様や荒野の雰囲気が良くて、
食人族が住む洞窟にたどり着いた際の緊張感がドクドク湧いてきた。
映画のタイトルにもなっている食人族がきっちり登場し、
ひょっこり現れた時と、手慣れた様子で人を襲う姿が地味に恐ろしい。
そして、ゴアシーンもそんなに数があるわけでもないのだけど、
生きたまま人体を損壊されてしまう光景を淡々と映し出されていて無常感たっぷりでした。
映画を観た後に豚肉の生姜焼きを食べたのですが、
食欲はもうひとつでした。(全部食べたけど)
おそらく現実にはないだろうと思うけど、夕食時の家族団らんの場で、
お父さんがふざけて本作のグロイシーンを流したら、1週間ぐらいは口をきいてくれなさそう・・・。
「お父さん、サイテーッ!」と娘さんに言われちゃうみたいな。
DVDパッケージのキャッチコピーに載っている「映画史に残る、衝撃のラスト30分!」は、
ちょっとオーバーな感じもするけど、ラストの戦いで見せたカート・ラッセルの気迫が素晴らしかった。
また、保安官助手役のリチャード・ジェンキンスも味わい深くて良かったです。
●映画メモ
・グロイシーンもあるが、痛いシーンもあります。
・殺伐とした雰囲気の中にも、ほんの少し笑いを入れていたのが良かった。
・西部劇映画の定番銃器であるコルト・ピースメーカーやウィンチェスターライフルに混じって、
スコフィールド・リボルバーやマーウィン&ハルバート・リボルバーが登場していたのが珍しい。
・『トマホーク ガンマンvs食人族』(登場銃器一覧)※軽くネタバレ
・製作費は推定180万ドル。日本円にして2億600万円ほど。
・ロケ地はアメリカ、カリフォルニア州となっていました。
(Amazonビデオ) (DVDのみでブルーレイは発売されていません)
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