フライト・クルー(字幕版)


『フライト・クルー』 原題:FLIGHT CREW

監督:ニコライ・レベデフ
出演: ウラジミール・マシコフ、ダニーラ・コズロフスキー、アグネ・グルダイト ほか

火山島からの避難通報を受け、航空機のベテラン操縦士と訓練生は救助に向かう。
溶岩流が滑走路に押し寄せる中、何とか人々を助け出すが、さらなる危機が待ち受け
ていた。(Amazonより引用)







7月にAmazonビデオで観ていたけど、
ほったらかし状態だった映画『フライト・クルー』の感想を
記憶を呼び起こしながら書いてみました。

序盤の50分ぐらいは主人公の訓練生パイロット、その恋人(同じくパイロット)、
ベテラン機長を軸にしたドラマがメインで、ちょっとメリハリが弱かったりするんだけど、
火山島に話が移ってからのパニック描写と救出劇に力が入っていて、
ハリウッド映画に引けを取らない、なかなかのロシア映画でした。

地震!火山の噴火!迫る溶岩!滑走路の距離が足りない!といった、
ピンチのフルコースが次々と巻き起こって、
主人公らパイロットに無理難題を突き付け、
結構無茶な方法で乗り切ろうとするのですが、
勢いがあるせいか、疑問や突っ込みは頭の片隅に追いやられてしまう。

大方映画を観ていたら、
「あっこのキャラは生き残りそう」とか予想がついてしまうものですが、
この映画の場合だと、
最後まで生き残りそうな人があっけなくお亡くなりになって、
逆に、すぐ死ぬだろうと思っていたキャラがキッチリ生還したものだから
普通にビックリしました。

さすが、「おそロシア」の国!


かく言う自分、実はまだ飛行機に乗ったことがなく、
学生時代に乗る機会があったのですが、
テロ事件の影響で旅行が流れてしまった経験があります。
かといって、ものすごく海外へ旅行に出かけたいという気持ちはあまりない。

こういった飛行機のパニック映画なんかを観たら、
よけいに飛行機に乗るのが億劫になりそう。


地震や溶岩の描写が迫力あるものに仕上がっていたので、
映画館のスクリーンで上映しても悪くなそうだけど、
日本ではキャストの知名度が薄いので難しかったのかも?

ベテラン機長を演じたウラジミール・マシコフは、
『エネミー・ライン』でジャージ姿のスナイパー、
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の捜査官役で
ハリウッドの映画に出演していました。


上映時間は123分となっていますが、
IMDbのサイトでは128分と表記されていたので、
もしかしたら日本版は少しカットされているのかもしれません。
映画では、いつのまにか主人公とヒロインが親しくなっていたので、
そのあたりが短縮していたのかも?

また、日本版の予告ではキャストが英語でしゃべっていますけど、
本編は、ほとんどロシア語でした。



●Amazonビデオ(字幕版)、DVD






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