荒野のみな殺し


『荒野のみな殺し』   原題:DEGUEJO

監督:ジョセフ・ウォーレン
出演: ジャック・スチュアート、ダン・ヴァディス、ダナ・ギア、リカルド・ガローネ ほか

アメリカ西部の小さな農場に、かつて南軍の将校だったデイビット老人と息子のノーマンが暮していた。
ある日農場へ老人の旧友サムが重傷を負って転がり込み、クック大佐を助けに行けと言ってこと切れた。
そこへサムを追ってきた覆面の二人の男が、デイビット老人を連れ去ろうとした。老人が抵抗して殺された
のを見たノーマンは手練の早業で二人を倒した。ノーマンはクック大佐捜索のため、レインジャー・シティへ
向かうのだった…。(Amazonより引用)







GYAOにて配信していたマカロニウエスタンの『荒野のみな殺し』を鑑賞。
配信期間は2019年3月14日から4月13日まで。
字幕版、イタリア語音声での配信でした。

スタッフ、キャストのどちらも知った人がいない映画で、
監督のジョセフ・ウォーレンはアメリカ人ではなく、ジュゼッペ・ヴァリというイタリアの人らしい。
主役のジャック・スチュアートもイタリア出身で、名前はジャコモ・ロッシ=スチュアートでした。
マカロニウエスタンではよくある変名というやつ。


父親の死の真相を知るため、クック大佐がいるレインジャー・シティに
仲間と共にやって来たノーマン。
町は荒れ果て、女性と子どもしか住んでおらず、町の男たちは山賊に
捕らえられていた。
山賊が狙っていたのはクック大佐が南北戦争時代に隠したとされる大金。

映画では、この隠された大金を巡って、
主人公らと山賊との間で駆け引きがメインに描かれています。


ほかのマカロニ作品よりは残酷度が抑え気味ながらも
女性キャラが問答無用で殺されるし、邦題の『みな殺し』が示す通り、
主役以外の登場人物の大半が退場してしまうという殺伐とした映画でした。
息子の目の前で母親が殺されてしまう場面はつらい・・・。


これといってトリッキーなガンプレイがあるわけでもなく、
主人公のノーマン演じるジャック・スチュアートは二丁拳銃使いだったけど、
中盤で両手に怪我を負ってしまったせいで、見せ場が限られてしまったのが残念な印象。

マカロニ特有のカッコ良さやスカッとした部分が少なく、
最終的には悪役との決着がつくけど、悲壮感が漂い、後味がよろしくなかった。

ノーマンの仲間の一人が飲ん兵衛さんで、
撃ち合いの最中に唯一残っていた酒が割れてしまって残念がる様子が可笑しかった。

また、ノーマンがクック大佐を奪還しようとする場面でかかる音楽が、
どことなくジャコモ・プッチーニ作曲の『トゥーランドット』に似ているのが気になりました。





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