
『ワンス・アポン・ア・ タイム・イン・ハリウッド』 原題:ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラット・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ ほか
1969年のハリウッド。かつて西部劇のTVドラマ「賞金稼ぎの掟」で人気を博したものの、
今では下降線をたどり、ドラマの悪役で食いつないでいる俳優リック・ダルトン。リックの
スタントマン兼雑用係のクリフ・ブースは情緒不安定気味のリックを献身的にサポートしていた。
なぜだか分からないけど、感想が書きづらい!
以前タランティーノが本作のネタバレは控えてほしいという呼びかけをしていたのが
頭に残っているせいなのか?
映画館でタランティーノ監督作を観たのは『ジャンゴ 繋がれざる者』以来となります。
2時間半超えの上映時間で正直な話、途中から腰が痛くなってしまったのだけど、
自分が生まれる前の1969年のハリウッドの風景やファッション、人物をたっぷりと見せてくれたし、
実際の事件をチラっと知っていたからか、エンディングの着地点にぶっ飛ばされ、
大いに笑かせてもらいました。
史実と虚構が入り混じり、リックとクリフの日常、女優シャロン・テートの元気な姿を見ていると、
タランティーノ監督が思い描いている御伽噺の白昼夢に紛れ込んだかのような錯覚になりました。
現実の1969年8月9日は悲劇だったけど、せめて映画の世界では幸せになってほしいという願望が
伝わってくる映画でした。
■映画メモ
・エンドロールの最初にオマケ映像あり。
・上映時間が長い映画の割にはエンドロールが短く感じた。
・なぜか、『007/サンダーボール作戦』の音楽がチラっと流れる。
・タランティーノ監督の奥さんが出演している。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド オリジナル・サウンドトラック
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