アムトラック66列車強奪

『アムトラック66列車強奪』  原題:Maxwell's Train(1985)
クリストファー・ハイド著

アムトラックの車両清掃員として、シラけた日々を操車場で送るハリー・マクスウェルは、
沈滞を吹きとばす一世一代の大博奕を思いついた。新造貨幣3500万ドルを運ぶ財務省
の輸送車両の襲撃だ。仲間を得、綿密な計画の成就せんとするまさにそのとき、列車が
テロリスト〈世界人民軍〉にハイジャックされていることを知ったのだった。
(Amazonより引用)




古本で読了。電子書籍では出ていないのが残念。
初めて読んだ作家さんの本だったけど、
やはり列車という限定空間を題材にした内容だけあって面白く読めました。

列車に積まれていた紙幣を強奪しようとしていた主人公らが列車テロに巻き込まれて、
他の乗客たちと協力しながら、テロリストに立ち向かっていく様子がハラハラかつ熱い!

老若男女の登場人物がアイディアを出し合いながら、少しずつ武器を手に入れ、
テロリストを一人一人倒していきます。列車には細菌兵器と爆弾が仕掛けられており、
乗客の中にテロリストの仲間が紛れ込んでいるという設定が緊張感をさらに高めていました。

登場人物がそこそこ多かったので、
時々「このキャラは誰だっけ?」となることもあったのだけど、
その都度前のページを読み返したり、登場人物の一覧表を確認して読み進めました。

完全武装したテロリスト、列車内には爆弾と細菌兵器が積み込まれているという
主人公ら乗客たちにとって圧倒的に不利な状況ながらも、
列車模型の愛好家、義手のベトナム帰還兵、警官といった人物たちが活躍して、
徐々にテロリストたちの勢力を肉薄していく展開が見どころでした。

特に印象的だった場面は、とある人物の死に方の描写で、
回想シーンから現在に視点が変わって、えげつない死を迎えるのが強烈でした。



アムトラック66列車強奪 (文春文庫)







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