
『レガシー・オブ・ライズ』 原題:Legacy of Lies
監督:エイドリアン・ボル
出演:スコット・アドキンス、ユリア・ソボル、アンナ・ブトケビッチ ほか
妻を亡くしたMI6の元エージェント・マーティンは、ロシアのエージェントから、
愛娘・リサの身柄と引き換えにロシア政府とテロ事件の関わりを示すファイ
ルを渡すよう要求される。(Amazonより引用)
スコット・アドキンスの新作アクション映画『レガシー・オブ・ライズ』を見ました。
日本ではスコット・アドキンスの映画はどちらかというと、大作映画では脇役や悪役で
見かけるけど、主演作では劇場未公開ながらもガッチリとアクションをこなしている印象です。
出演作は大抵ソフト化されているけど、まだ全部観れていない。
本作はアドキンス演じるMI6の元エージェントが一人娘を人質に取られてしまい、
自身がエージェントを辞めるきっかけとなった機密ファイルを巡る戦いに巻き込まれていく
スパイ映画寄りの内容になっています。
身体能力の高いアドキンスが出演しているので、随所にアクションシーンが用意されている。
アクロバットな蹴り攻撃というよりも寝技やパンチが主流で、無双キャラではなかった。
機密ファイルを入手する方法は頭脳戦を駆使して、アクション一辺倒ではない作りになっていた。
個人的に夜のクラブ内で戦うシーンが、『ジョン・ウィック』っぽくて好きでした。
アクションの質自体は悪くないのだけど、盛り上がりに欠ける気がした。
後半に進むほどアドキンスの体がボロボロになり、亡くなった妻の幻影に心を苦しみながらも、
娘の奪還に心血を注ぐ姿が描かれており、アドキンスの父親ぶりが様になっていました。
娘もただの囚われの身という存在ではなく、ここぞという場面で見せ場が設けられていた。
一応一件落着だったけど、尾を引くようなエンディングにスパイ映画らしさがありました。
◆映画メモ
・DVDのパッケージではアドキンスがベレッタM92Fを構えているけど、劇中ではグロックを
使っているのが大半だった。
・ロケ地、イギリスのロンドン、ウクライナなど
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