映画『マリグナント 狂暴な悪夢』


『マリグナント 狂暴な悪夢』   原題:MALIGNANT

監督:ジェームズ・ワン
出演:アナベル・ウォーリス、マディー・ハッソン、ジョージ・ヤング ほか

間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン。その連続殺人が現実世界でも
起きていく。彼女の秘められた過去につながる“狂暴な悪夢”の正体とは!?(Amazonより引用)






映画『マリグナント 狂暴な悪夢』US版予告

無料冒頭10分映像】『マリグナント 狂暴な悪夢』


デジタル配信が始まったジェームズ・ワン監督の
最新作『マリグナント 狂暴な悪夢』を字幕版で見ました。

映画館で観れたら良かったのになぁ~と後悔した作品でした。
なぜなら、後半の悪夢の真相が分かるシーンでの映画館の観客の
反応(あるかないかは別にして)を体験してみたかった。
久しぶりにギョッとしたもので。

冒頭から割と早めにグロイシーンと人が吹っ飛ぶのを出し惜しみなく
見せてくれたし、撮り方と台詞もカッコよくて掴みとしてはかなり惹きこまれました。
改めて冒頭を見直すと、前フリがちゃんと描かれていた。
最初こそは、マディソンの悪夢の正体や連続殺人について死霊や超能力に関連するものなのかなと、
ある程度予想していたりしていたのだけど、見事にその予想が外れて、良い意味で驚かされました。

ホラー、ミステリーと来て、ラスト付近では縦横無尽に展開されるアクションが展開され、
ジェームズ・ワン監督の好きなものをドバっと盛り込んだ感じが闇鍋みたいでした。
あんなに人が死んでしまったら後々大丈夫なのかと気になった部分もあったものの、
そこまで尾を引かないホッとする終わり方だったのが良かった。
R-18指定なのは、やっぱり人体損壊シーンが多いからなのでしょう。


ジェームズ・ワン監督のインタビューによると、
本作は昔のホラー映画に対するラブレターだということで、
真っ赤な色彩照明や、シンセサイザーを使った音楽、
連続殺人犯の衣装(コート、手袋、独特の凶器)などにそれらしい要素が見受けられました。

影響元らしいイタリアのジャーロ映画やダリオ・アルジェント監督作、
デ・パルマ監督作の『悪魔のシスター』は未見なので、
折を見て鑑賞したいと思いました。


マリグナント 狂暴な悪夢(字幕版)

マリグナント 狂暴な悪夢(吹替版)

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