『弾痕』(1969年)
監督:森谷司郎
出演:加山雄三、太地喜和子、佐藤慶 ほか
アメリカ諜報局極東派遣員・滝村憲(加山雄三)。彼の仕事は、生きた標的を撃ち抜くこと。
困難な任務を遂行することが、彼のプライドだった。しかし米軍基地を襲撃したテロリストの
死を目の当たりにした事から、苦悩が深まってゆく。「何故、アメリカのために日本人の自分
が血を流さねばならないのか…」滝村は銃を捨てる決心するが、国際的な武器商人の魔の
手が迫っていた…!(Amazonより引用)
加山雄三主演の『弾痕』(1969年公開)をDVDで鑑賞。
前々から気になっていた作品でしたが、
デジタル配信がなかったので、DVDを買って視聴するしか方法がありませんでした。
スカッとしたアクション物を期待してしまうと、
物見事に外してしまうであろう、独特なハードボイルド映画でした。
たまにはこういった作風の映画を見るのも良いのかもしれないけど、
まだまだ本作の中身を噛み締めるまでには至っていないのが正直なところです。
もっと年を取ったら分かってくるのか?
銃器描写は良かったけど、アクションのボリュームは物足りなかった。
サブマシンガンのマガジン2本をテープで束ねて、実際マガジンチェンジを
見せるといった拘りはあるものの、もうちょっとアクションが欲しかった。
結末はおおよそ予想できたけど、ラストシーンはインパクトがあったし、
絵的に決まっていた。
同じく加山雄三が主演した『狙撃』と同様に、本作の主人公である滝村憲も
銃の腕が立ち寡黙な性格という共通項が見られ、映画自体の雰囲気も似ていた。
映画公開当時に生まれた世代ではないので、
安保闘争のシーンとか勉強不足だったりするのですが、
当時の日本の社会情勢や風景が映画内で活写されているように感じられました。
映画の終盤、街中でヒロインが街頭インタビューを受けるシーンがあるのですが、
「味噌汁」についてのインタビューだったのが謎でした。
何故味噌汁?
もうすぐヒロインが日本を旅立つから、日本についての未練がないという意味合いだったとか?
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