
『ムーンフォール』
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ハル・ベリー、パトリック・ウィルソン、ジョン・ブラッドリー ほか
2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれる。謎の力で軌道から弾かれた月が、
数週間で地球に激突するというのだ。謎に立ち向かう危険な任務に、NASA副部長のジョー
(ハル・ベリー)、超一流の宇宙飛行士だったが、ある事故の責任からNASAをクビになったブ
ライアン(パトリック・ウィルソン)、自称“天文学博士”で陰謀論者のK.C.(ジョン・ブラッドリー)が
挑む。果たして、最終手段の核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われる中、彼らは人類
を救うことが出来るのか? そして月に隠された秘密とは?(Amazonより引用)
日本初上陸!SFディザスターパニック映画『ムーンフォール』| ティザー予告編
アマゾン・プライムビデオでローランド・エメリッヒ監督の最新作である
『ムーンフォール』(字幕版)を見ました。
月が地球が落ちてくる理由がぶっ飛んでいた!
そんな大事なことは早めに知らせてほしいと思った。
思っていたより映画は楽しめなかった。
楽しめなかった理由としては、まだパンデミックが収まっていない状況であったり、
ロシアによるウクライナ侵攻が継続中であったりと、世の中が不安定していて、
そんな中でディザスター映画を見ても純粋に気持ちが落ち着かなかった。
また、劇中で過去に日本で起きた災害を思わせるような描写があり、
自分自身はこれまでに直接的な被害に遭ったことはないのだけど、
そのシーンを見て複雑な心境になってしまった。
エメリッヒ監督は、『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』、
『2012』といったディザスター映画を手掛けてきましたが、今回の『ムーンフォール』は
そういった過去の作品の要素を再活用して作られた印象を持ち、新味が弱かった。
映画館のスクリーンで見たら、また印象が違っていたのかもしれないけど、
過去の監督作に比べると愛着度は下がるのかな。
約170億円の製作費が掛かっているだけあって、
特撮等はちゃくなかったし、話の後半は宇宙空間と地球上の出来事を交互に描いて、
退屈しないような作りになっていた。あれだけ災害が起きたら、人類の寿命が持たないと思うのだけど。
序盤30分ぐらいで主要3人の登場人物の性格や願望、現在の立ち位置を
説明していて、オーソドックスな構成ながらも好感を持ちました。
ドナルド・サザーランドがふらっと顔を出したかと思うと、
それ以降は全然登場しないという贅沢な使い方をしていた。
本作は中国のファイ・ブラザーズと製作しているのですが、
『トランスフォーマー/ロストエイジ』のように中国の商品をこれでもかとタイアップするわけでもなく、
中国系の留学生が登場したり、スペースシャトルの打ち上げに中国が協力する程度に留めています。
『ムーンフォール』(字幕/吹替)
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